慶大・中日ドラ4郡司が三冠王 要因は選球眼「ボール振らないことを徹底」

 「東京六大学野球、早大4-3慶大」(4日、神宮球場)

 早大が4-3で慶大にサヨナラ勝ちし、2勝1敗で勝ち点3に伸ばして3位となった。全日程が終了し、既に3季ぶり37度目の優勝を決めていた慶大以下は法大、早大、立大、明大、東大の順となった。中日4位指名の慶大主将の郡司裕也捕手(4年・仙台育英)が打率・394、2本塁打、10打点で戦後14人目、慶大では1996年春の高橋由伸以来の三冠王となった。法大の朝山広憲投手(4年・作新学院)が0・68で最優秀防御率に輝いた。

 郡司がチーム23年ぶりの三冠王となった。タイトル獲得の要因は11試合で16四死球の選球眼。「ボールを振らないことを徹底した。四球をたくさん選べたのが打率につながった」と話した。早大に勝ち点を奪われて完全優勝を逃したが、15日開幕の明治神宮大会に向け「早稲田に尻をたたかれた。もっと練習して、うまくなって臨みたい」と決意を新たにしていた。

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