FA交渉の舞台裏 水面下でも熱戦 今オフは鷹福田ら争奪戦必至の様相

 プロ野球は3日、FA権を行使した選手の交渉が解禁。ソフトバンク・福田秀平外野手は西武、中日と初交渉に臨んだ。

 西武は一番乗りで“熱意”を示した格好となったが、あえて公の場で交渉しない球団もある。ライバル球団の出方を見て、交渉に乗り出すのも戦略のひとつ。さまざまな情報を集めて条件を見直し、電話でも交渉を重ねていく。

 選手にとっては厳しい世界でつかみ取った権利。ロッテ・鈴木は「いち野球選手として評価を聞いてみたい」と話したが、これはプロとしてわき上がる当然の気持ちだろう。

 ではその「評価」を示すものは何か。主なものは契約年数や年俸などの金銭面、背番号、シーズンでの起用法など。指導者としての雇用など、引退後の“保障”にまで話が及ぶとされる。

 選手によっては「評価」以外に、家族の希望で在京球団や在阪球団など、環境面を重視する選手も少なくない。水面下での調査で勝算がないと判断した球団は交渉の席に着くのをあきらめ、次のターゲットに狙いを定めて編成面を調えていく。

 一例を挙げると、16年オフの巨人は水面下でFA権を取得していたオリックス・糸井(現阪神)、中日・大島を調査。勝算がないことが分かると、日本ハム・陽岱鋼(現巨人)に切り替え、大型契約を提示。レギュラー候補となる外野手の獲得にこぎ着けた。

 今オフはCランクで補償のいらない福田をはじめ、ともにBランクのロッテ・鈴木大地内野手、楽天・美馬学投手も複数球団での争奪戦が繰り広げられる見通し。ペナントレースとは違う“ストーブリーグ”の熱戦にも注目が集まる。

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