侍・稲葉監督“丸ポーズ”「ひとつになるのであれば」検討
野球日本代表「侍ジャパン」は2日、国際大会「プレミア12」の1次ラウンドが行われる台湾に入った。出発前に取材に応じた稲葉篤紀監督(47)は、この日合流した丸佳浩外野手(30)が本塁打を打った際に巨人ナインが作る“丸ポーズ”について、導入を検討することを明かした。
ベンチ前で首脳陣や選手が腕で輪っかを作り、アーチをかけた丸を出迎える“儀式”。指揮官は「やるのがいいのかというところはちょっと考えます」と即答を避けつつ「原監督もやっている。チームがひとつになるのであれば、やった方がいいと思いますしね」との見解を示した。
わずか3試合の1次ラウンド。しかも3試合目の台湾戦は完全アウェーでの戦いになる。一発が出るだけでも盛り上がるが、指揮官も加わっての“丸ポーズ”でチームに一体感が出れば、勢いに拍車がかかるかもしれない。「選手と話しながらやっていきます」。意見を聞きながら、実現可否を判断する。
巨人では中軸としてリーグVに貢献。「力量的にはスタメンでいってほしい選手」と期待する一方で、「いきなり本番になる」と実戦から遠ざかっていることから、起用法については慎重に見極める。初戦のベネズエラ戦まであと3日。でっかいマルを3つ重ねるべく、準備を徹底する。