侍・山本 セットアッパー起用 最優秀防御率右腕「責任を持って投げたい」

 「侍ジャパン合宿」(22日、サンマリンスタジアム宮崎)

 11月開催の国際大会「プレミア12」に臨む野球日本代表「侍ジャパン」が22日、宮崎市内で強化合宿をスタートさせた。稲葉篤紀監督(47)が、オリックスから招集した山本由伸投手(21)について、セットアッパーで起用する構想を明らかにした。

 山本がセットアッパーとして起用されることになった。稲葉監督は楽天の松井、森原の辞退を受けて「七、八回のところを山本、九回を山崎と考えています」と代役に指名した。

 オリックスでは先発として最優秀防御率のタイトルも獲得した右腕だが、昨季はセットアッパーでリーグ2位の36ホールドポイントを挙げているだけにリリーフ起用も問題はない。

 「大事な仕事なので準備を丁寧にやって戦力になれるように頑張りたい。どの場面もどのイニングも大事なので責任を持って投げたいです」

 155キロの速球に加えてスピードの変わらないシュート、カットボールを武器に打者をねじ伏せる投球が持ち味。今季は先発として長いイニングを投げたことでスローカーブなど投球の幅も広がった。侍ジャパンを勝利へ導く役割は大歓迎だ。

 この日は都城時代に慣れ親しんだサンマリンスタジアムで練習。「懐かしさを感じました」と笑顔を見せる21歳が重責を担う。

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