ソフトバンク3連覇に王手!V率87・5% 工藤監督「明日の一戦にすべてをかけて」

3連勝で日本一に王手を掛け、ハイタッチを交わすソフトバンクナイン
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 「日本シリーズ・第3戦、巨人2-6ソフトバンク」(22日、東京ドーム)

 ソフトバンクが初戦から3連勝とし、3年連続日本一に王手をかけた。過去の日本シリーズで初戦から3連勝したチームは、過去16例のうち14回、日本一に輝いている。「4番・レフト」で先発出場したデスパイネが2打席連続タイムリーで勝利に貢献した。

 初回、巨人・亀井の先頭打者弾で先制されたが、すぐに反撃した。二回にグラシアルのシリーズ2号ソロで同点にすると、三回にはデスパイネの適時打で勝ち越した。

 直後に亀井の2打席連続弾で追いつかれたものの、四回には巨人の3番手・戸郷を攻めて1死満塁から長谷川勇の犠飛で再び勝ち越し。さらに、柳田の押し出し四球、デスパイネの2打席連続タイムリーで、この回4得点と突き放した。

 投手陣は救援陣が光った。4回2失点の先発・バンデンハークの後を受け、石川が2回を0封。以下、甲斐野-モイネロと無失点リレーでつなぎ、最後は森が締めくくった。

 工藤監督は球場内での勝利監督インタビューで「ここまできたかなというところは確かにあります。ただ、われわれは常に一戦一戦全力で戦う中で勝利を勝ち取っていくということをずっとやってきましたので、明日も、今日勝ったことは忘れて明日の一戦にすべてをかけていきたい」と、語った。

 過去、日本シリーズでの初戦から3戦3勝は16度あり、そのチームが日本一になったのは14度。確率にすると87・5%となる。ソフトバンクに限ると、初戦から3戦3勝は1959(南海ホークス時代)、2017年の2度でいずれも日本一に輝いた。

 一方、初戦から3戦3敗で日本一になったのは58年の西鉄、89年の巨人。巨人の初戦から3戦3敗は57、59、76、89~90、96年の過去6度で日本一は89年の1度だけ。

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