ソフトバンク 千賀で大手!8回0封3連勝呼んだ わずか2安打完璧

 「パCSファイナルS・第3戦、西武0-7ソフトバンク」(11日、メットライフドーム)

 ソフトバンクが投打で圧倒し、3連勝で3年連続の日本シリーズ進出に王手をかけた。先発の千賀滉大投手(26)が8回を2安打零封、10三振を奪うなど三塁を踏ませない好投。打線も毎回の計14安打で7得点と援護した。レギュラーシーズン1位の西武はアドバンテージの1勝のみで後がなくなった。

 予告通りの快投で、日本シリーズ進出に王手をかけた。千賀は「負けていても、1人で八回まで投げる」とチームメートの前でも口にしていた。「とにかくモイネロと森さんを休ませられるように。それだけを思ってマウンドに上がりました」。有言実行の圧巻の126球だった。

 前夜の第2戦は最大7点差から最後は2点差まで迫られ、“獅子脅し打線”に肝を冷やされた。一夜明け、先頭の秋山にフォークを右前に運ばれると、メットライフドームが再び沸いた。だが、ここからが千賀の真骨頂。2死一、二塁から外崎を外角フォークで空振り三振に仕留め、ホームは踏ませなかった。

 「一瞬でも気を抜くとすぐ5~6点入る打線。ずっと集中していた」。序盤から味方打線に援護をもらった右腕はすごみを増していった。四回は無死一塁から外崎、山川に続き、栗山の勝負球ではこの日最速の157キロをマークするなど、いずれも直球で3者連続の空振り三振を奪った。

 奪三振率11・33のシーズン歴代最高記録を出した実力を見せつけ、8回を散発2安打、無失点。10三振を奪い、16年ファーストS初戦に続き、CSで2度の2桁奪三振は、楽天・則本昂と並ぶ最多記録になった。

 工藤監督も「本当に見事なピッチングでした。いつもより低めを意識していたし。たいしたもんですね」と大絶賛。パ・リーグではCS初の5連勝で、リーグ2連覇の西武を一気に崖っぷちに追い込んだ。台風接近のため第4戦は13日に順延。中1日で3年連続の日本シリーズ進出を一気に決める。

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