長嶋茂雄氏が金田氏をしのぶ「400勝投手は永遠では」デビュー戦4打席4三振にも思い
プロ野球歴代最多の400勝を達成した金田正一氏が6日に86歳で死去したことを受け、巨人の長嶋茂雄終身名誉監督が7日、コメントを発表した。以下、全文。
「突然の訃報に言葉を失った。ショックが大き過ぎる。元気の塊のようだった人にも、こういう結末があったのか」
「混乱する頭の中で、真っ先に浮かんできたのは、デビュー戦の4打席4三振のことだった。私はこの時、『プロで戦い抜いてやるぞ』と強く思った」
「金田さんのような投手は、これから出てくるだろうか。400勝投手は永遠ではないか、と思っている」
「心からご冥福をお祈りします」
長嶋氏は巨人に入団し、1958年4月5日のシーズンの開幕戦でプロ公式戦に初出場。当時は国鉄に所属していた金田氏と対戦し、4打席4三振を喫したが、球史に残る対戦として語り継がれている。