日本ハム・栗山監督が続投 本社側からの要請を受諾 来季Vで責任取る

 日本ハム・栗山英樹監督(58)の来季続投が2日、決まった。指揮官は都内の日本ハム東京支社を訪れ、畑オーナーに65勝73敗5分けで5位に終わった19年シーズンを報告。球団、本社側からの続投要請を受諾し、1年の契約延長で合意した。

 来季で12年の就任以来、9年連続で指揮を執る。これは76~83年の大沢啓二監督を抜き、連続では球団最長。栗山監督は「自分の中で一回辞めなきゃいけないと思っていた」とシーズン中に辞意を固めて球団に伝えていたが、誠意を尽くした慰留を受け、翻意した。

 「オーナーや社長の話の中で『ケジメをつける、責任を取るのであれば来年勝って。それが責任だろう』と。確かにそうだと思った」

 指揮官は会談冒頭でも「申し訳ありません」と謝罪したが、畑オーナーから「故障者が相次いだ不可抗力などを考慮すれば、夏場以降の不振は監督一人の責任ではない。今年の悔しさを晴らしていただきたい」と揺るがぬ信頼を口にされた。

 16年以来の日本一奪還へ、17日のドラフト会議では大船渡・佐々木を1位指名する。栗山監督はエンゼルス・大谷以上の逸材だと評し、交渉権の獲得を信じた。「自分の中では一回辞めたつもり。来季は優勝します」。北の大地に希望を届けるため、心のスイッチを入れ直した。

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