「巨人６－４ＤｅＮＡ」（２７日、東京ドーム）

　本塁打と打点の２冠をほぼ手中に収めた。ＤｅＮＡのネフタリ・ソト内野手（３０）は「素直にうれしいです」と笑みを浮かべて充実感をにじませた。

　三回に左翼席に運ぶ先制の４３号２ラン。２位の巨人・坂本勇も一発を放ったが、３本差をキープ。リーグトップの打点も１０８に伸ばした。ＤｅＮＡと同じく巨人のレギュラーシーズンも残り１試合。２年連続本塁打王と初の打点王のタイトル獲得が、ほぼ確実な状況となった。

　ラミレス監督は開幕前から「４０本、１００打点以上は必ずできる」と予告していた。期待通りの働き。「本当に素晴らしい選手になりつつある」。選手としても日本で成功した指揮官が手放しで称えた。

　今季の巨人戦の本塁打はこれで１３本目。ＣＳファイナルＳで対決する可能性がある巨人に恐怖感を改めて植え付けた。ソトは「ホームランを打てる選手は僕だけじゃない」と豪快に笑ったが、胸に宿る自信をうかがわせた。