履正社・小深田が秋季大会1号、フォーム改造徐々に結果「自分のやっていることを信じて」

 「秋季高校野球・大阪大会5回戦、履正社11-0大商大高」(26日、万博記念公園野球場)

 夏に全国優勝した履正社が5戦連続となるコールド勝ち(この試合は五回コールド)で、8強進出を決めた。小深田大地内野手(2年)が「3番・三塁」でスタメン出場し、今大会1号となる通算24本目のアーチを放つなど、2安打1打点の活躍で勝利に貢献した。

 「この秋から打撃フォームを変えて取り組んでいて、しっくりいかないところもありますけど、我慢強く自分のやっていることを信じて。今日はしっかり振り抜けて、入ってくれて良かったです」

 鮮やかな一発は二回だ。先頭から打席に入り、初球から思い切り良く振り抜くと、高々と舞い上がった打球が右翼席に飛び込んだ。「この秋はフェンス手前まで持っていっていても、そこからの伸びがなかったのが課題でもあったので」。夏の優勝時も、2年生ながら3番に入って打線の中心を任されていた。それでも慢心することなく、さらなるレベルアップを見据えて打撃フォームを改造中だ。

 「甲子園に出るピッチャーはインコース高めの速いボールにキレがあったので、そこに対応できるバッティングを身に付けようと思っています」

 夏の大会後から「甲子園の時はグリップの位置が高くて、肩に力が入りやすくなっていたので」と、構える際のグリップの位置を少し下げたフォームに着手。そこから「来たボールに素直にバットを出していくように」という意識で取り組んでいる。その中での、ようやくの大会1本目のソロ弾となった。

 29日からの茨城国体では、1回戦で作新学園と対戦。決勝に勝ち上がれば、またも星稜と対戦する可能性もある。「(対戦したいのは)奥川さんとかはなかなか打てていないので。最後、笑って終われるようにしたいです」と、国体での優勝に向けて気を引き締めていた。

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