巨人がリーグ優勝!原監督号泣 5年ぶり37度目の歓喜
「DeNA2-3巨人」(21日、横浜スタジアム)
巨人が14年以来、5年ぶり37度目のリーグ優勝を決めた。
執念が実を結んだ。九回2死無走者から連続四球で好機を作り、小林が同点の右前適時打。延長に持ち込むと、十回は2死一、二塁の好機で育成からはい上がった増田大が値千金の決勝打を放った。優勝の瞬間、原監督は号泣した。その後、マウンド上で胴上げが行われ、原監督は8度、宙を舞った。
チーム一丸で、頂点へ駆け上がった。名将・原監督が4年ぶりに監督復帰。広島の3連覇に貢献し、2年連続のリーグMVPに輝いた丸も加わり打線の厚みが増した。主将の坂本勇は39発を放ち本塁打数のキャリアハイを更新し、岡本も2年連続30発をクリア。ベテランの阿部や亀井、そして若手の大城や重信、増田大らの力もかみ合い、6月18日から立った首位の座を守り抜いた。
原監督は「勝利至上主義」を貫き、外国人や今季加入の中島らベテランも関係なく入れ替えを敢行。坂本勇や丸にも例外なく送りバントを指示して接戦の強さを取り戻し、白星を積み重ねた。
投手陣は山口が15勝とけん引。菅野は腰痛で離脱を繰り返しながらも11勝を挙げた。懸念されていたリリーフ陣は、状態のいい選手を積極的に起用。後半戦は途中加入のデラロサや中川、配置転換で復活した沢村、田口、大竹らで勝ちパターンを固めた。
原監督にとっては自身8度目のリーグ制覇。次なる目標は12年以来、7年ぶりの日本一を目指す。