韓国球団が続々と日本キャンプ撤退 日韓関係悪化の影響で
韓国プロ野球チームが日本で行っている秋季キャンプの中止を続々と決定したことが17日、分かった。日韓関係悪化の影響とみられる。LGは高知市、ハンファは宮崎市、サムスンは沖縄・恩納村で開催予定だったが、それぞれの市や村に中止の連絡が入ったという。
高知県観光コンベンション協会によると、5月には球団関係者がキャンプ施設を視察に訪れて日程調整の段階までいったが、8月に「今回は残念ながら見送りでお願いします」と伝えてきたという。
ハンファも5月に球団関係者が宮崎市スポーツランド推進課にあいさつに訪れたが、9月になって「他の球団と足並みをそろえようということになりました」と中止を決定。サムスンは「連盟の決定です」と、恩納村役場商工観光課に説明があったという。
相次ぐ秋季キャンプ取りやめで、韓国球団も参加する10月の「みやざきフェニックス・リーグ」への影響も懸念されるが、NPBの井原事務局長は「特に何も聞いていない」と予定変更はなさそうだ。