巨人・山口 7回2/3を1失点 リーグトップ14勝目「さらにもう1段上を」
「巨人5-1広島」(13日、東京ドーム)
圧巻の投球だった。巨人・山口俊投手が7回2/3を4安打1失点。ハーラー単独トップに立つ14勝目を挙げ、マジックナンバーを6とした。
奪三振ショーを披露した。「状態が良かった」と、奪った三振10個の内7つを代名詞のフォークで仕留めるなど、勝負球がさえ渡った。2点リードの七回には2死一、二塁のピンチを招いたが、代打・坂倉に対し、最後はやはりフォークで空振り三振に仕留めて拳を力強く握った。
タフネスが持ち味。「投げ切りたい気持ちはもちろんあった」と今季初の完投を逃した悔しさも見せた。「手応えはつかめている。さらにもう一段階上を目指したい」と今後の勝負どころへ向け、さらなる活躍を誓った。