ヤクルト館山「心が折れることもあった」引退会見でポロリ けがとの戦いで9度の手術
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ヤクルト・館山昌平投手が13日、都内の球団事務所で畠山和洋内野手とともに引退会見を行った。
09年には16勝を挙げるなど、通算278試合の登板で85勝。「正式に引退しようと決めたのは今月に入ってから。後悔はない。その一点です」と笑顔を浮かべた。
右肘靱帯(じんたい)の再建手術3度を含む9度の手術を受け、体には175針が刻まれている。故障と戦った17年間のプロ野球人生だった。「心が折れることもありました、正直」と本音も漏らしたが、家族のサポートが支えとなったという。「家族には迷惑をかけた。リハビリに打ち込みすぎて前を向けないこともあるが、自分ひとりで抱え込むことではなく、妻にしゃべり、娘に相談して。家族と一緒に戦ったことがやってこられた要因」と思いを述べた。
また、神宮のお立ち台から見る風景が好きだったとし、「ファンの皆様の笑顔が見たい、ヒーローインタビューに立ちたいという思いだけで乗り越えられました」と、あふれる感謝の思いを述べた。