佐々木「悔しい」U18終戦5位…初の世界で得た経験生かしプロの舞台へ

 「U18W杯・2次リーグ、日本1-4豪州」(7日、機張)

 初の世界一を狙った日本は豪州に敗れ、5位で全日程を終えた。表彰台を逃すのは6位に終わった12年以来4大会ぶりの屈辱。163キロ右腕の佐々木朗希投手(3年)は「負けてしまって本当に悔しい」と唇をかんだ。エース格と期待されながら右手中指の血マメの影響で出番は6日の1回のみ。人生初の世界大会で味わった経験を今後の野球人生に生かしていくことを誓った。

 またしても夢には届かなかった。大船渡での今夏の岩手大会決勝と同じように、ベンチで終戦を迎えた佐々木。高校生活最後の試合も出番のないまま終わり、甲子園出場に次いで目標に掲げていた世界一も、逃すこととなった。

 初めての大舞台は不完全燃焼だったと言わざるを得ない。大一番だった6日の韓国戦に先発しながら大会直前に負った右手中指の血マメが悪化し、初回を投げ終えたところで緊急降板。「プレーヤーとしてもう少しチームに貢献できたらよかった」。奥川とのWエースとしてチームを引っ張る期待に応えられなかった。

 苦い思いをかみしめた中、ただ下を向くばかりではない。「初めてそういう(国際レベルの)規模の大会で、少ない機会でしたけど雰囲気、いろいろなものを経験できた」と前を向いた。全国での実績がないまま代表入りし、日の丸を背負った時間は無駄にしない。

 同世代屈指の実力を持つ仲間との交流は刺激的だった。特に奥川からは野球への考え方を学び、レベルの高さを痛感。「追い越せるようにレベルアップして、切磋琢磨(せっさたくま)できる関係になりたい」と誓った。

 今後の進路について「(日本へ)帰ってから決めたい」と話すにとどめたが、以前から国内プロ希望と明かしていたようにプロ志望届の提出は濃厚だ。最速163キロ右腕に対し、日本ハムはすでにドラフト1位指名を明言している。高校での2年半を「充実して大きく成長できた」と振り返った佐々木。一区切りがついても、注目はやみそうもない。

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