ソフトバンク・千賀 痛恨の一発浴び6敗目 またもマジックお預け

 「ロッテ3-0ソフトバンク」(23日、ZOZOマリンスタジアム)

 最後に力尽きた。ソフトバンクの千賀は再三走者を出しながらも最少失点で耐えていたが、0-1の八回1死二塁で痛恨の一発を浴びて降板。エースはベンチに下がると背を向けたまま、しばらく動けない。17日に自己ワーストの9失点で黒星を喫し「チームが勝てるように投げる。それだけです」と雪辱を期していたが、6敗目となった。

 二回は角中、井上にともに左前打を許して無死満塁のピンチを背負い、犠飛で先制点を献上した。八回は角中に先頭で四球。全4打席の出塁を許すと、井上に3安打目となる2ランを右翼席へ運ばれた。「先制点を与えていい流れではなかった」と反省しきりだった。

 勝てばマジック点灯の可能性もあったが、打線も元気なく零敗を喫し、25日以降に持ち越し。チームはロッテ戦で6年ぶりに負け越しが決まった。敵地ZOZOマリンではここまで2勝8敗。リーグ優勝へ向け、苦手意識を拭い去りたいところだ。

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