智弁和歌山が友情の手助け 黒川が星稜奥川に熱中症対策の錠剤を渡す「素晴らしい投手」

延長11、星稜・奥川は足を気にしながら水分補給する=甲子園(撮影・山口登)
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 「全国高校野球選手権・3回戦、星稜4-1智弁和歌山」(17日、甲子園球場)

 星稜が延長十四回、タイブレークの死闘を制し、劇的なサヨナラ勝ち。24年ぶりの8強に進出した。エース奥川恭伸投手(3年)が165球の熱投、3安打1失点23奪三振と快投した。

 奥川は延長十一回に右ふくらはぎがつり、十二回前には治療に入った。奥川は「途中つったんですが、それ以降は大丈夫だった」と語ったが、星稜の林監督によると、智弁和歌山の黒川主将から星稜の内山を通じて奥川のために熱中症対策の錠剤も届けられたという。敵味方を超えた友情の手助けに、指揮官は「黒川が内山に錠剤を渡してくれて。ありがたいですね」と、感謝した。

 黒川、奥川のふたりは日本代表候補として互いを知り合う間柄。6打数無安打に抑えられ、敗戦に涙の黒川は「奥川君はこれまでの人生で一番すばらしい投手だった」と振り返った。

 同じく試合終了後に涙を流した奥川は、その理由を問われ「向こうも本気で日本一を狙っていた学校で、日本一を取ってくれと黒川キャプテンに言われて込み上げるものがあった」と説明した。

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