宇和島東・長滝監督「上甲さんが作った牛鬼打線と比べたらまだまだ」

6回を投げ終えた宇和島東・舩田(右)に声をかける宇和島東・長滝監督=甲子園(撮影・中田匡峻)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、宇部鴻城7-3宇和島東」(12日、甲子園球場)

 9年ぶり出場の宇和島東(愛媛)は序盤の失点が響き、21年ぶりの甲子園1勝はならなかった。

 13安打で3点しか奪えなかったが、1-5の五回、兵頭仁内野手(3年)がソロアーチを放ち意地を見せた。名将として知られた故上甲正典監督の教え子である、長滝剛監督(39)は97年に春夏連続で甲子園に出場。今年4月から同校の監督に就任し、1年目で母校を甲子園に導いた。

 「悔しい気持ちはあるけど、選手たちはのびのびと楽しく野球をやってくれた。楽しい時間を過ごせました」と長滝監督。「上甲さんが作った牛鬼打線と比べたら、まだまだです。まずは体作りをして、次は甲子園で勝つことを目標にして練習したい」。敗戦を受けて、チームの伝統である強力牛鬼打線を作っての出直しを誓っていた。

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