ヤクルト・石川 白星なら“身長超え”168勝 7日阪神戦で“勲章”ゲッ投だ
ヤクルト・石川雅規投手(39)が5日、神宮外苑での投手指名練習に参加した。先発予定の7日・阪神戦(神宮)で白星を挙げれば、通算168勝。自身の身長167センチを上回る“快記録”となる。
現在の勝利数はNPB歴代42位タイ。石川より勝っている170センチ未満の投手は、長谷川良平(元広島・167センチ)の197勝だけだ。身長を超えるのは、容易なことではない。
うれしい出来事もあった。同じ167センチの中日・山本が7月31日の阪神戦でプロ初勝利。自身の著書も参考にする19歳の活躍を「励みになりますよね。小さくてもできるんだぞって」と喜んだ。背丈をハンディと感じたことはないが、体格に要因を求めがちな周囲を結果で黙らせてきた自負はある。
今季は4勝ながら、防御率は3・57。安定感ある投球を続けている。開幕カード以来の阪神戦に「何とか対策を練りたい。勝つしかない。自分の間合いで投げたい」と意気込んだ。小さな大投手が虎封じで、新たな“勲章”を手にする。