「西武５－２ソフトバンク」（３０日、メットライフドーム）

　今季はここまで４戦４敗と大の苦手としていたソフトバンク・高橋礼を四回に攻め立てた。１死二塁から西武・森友哉捕手が地面すれすれのシンカーを中前に落とす技ありの同点適時打だ。「うまく拾って打てた。今井が頑張っていて、早めに追いつきたいと思っていたので良かった」と振り返った。

　中村が左翼線二塁打で１死二、三塁と好機を広げ、栗山が初球の真っすぐを右前に運ぶ勝ち越しの適時打。１５打席ぶりの安打に「今井が頑張っている中、チャンスで何とかしたかった。ランナーをかえせて良かった」と久々の笑みだ。さらに金子侑の打球が遊ゴロとなる間に３点目を奪った。

　中５日で先発した今井も６回２失点、自己最多となる６勝目を手にした。「先制を許したけど、何とか失点を少なく抑えられた。味方が点を取ってくれた後に大崩れしなかったところは良かった」。救援陣も無失点リレーを演じて２連勝。苦手高橋礼を攻略し、首位に４ゲーム差。はっきり、視界に捉えた。