西武・中村 球団初の5度目の100打点 30日から2差タカと首位攻防戦

 「日本ハム2-5西武」(29日、釧路市民球場)

 西武は守護神の増田が九回を3人で締めた瞬間、奪首、逆転リーグ連覇への道がくっきりと見えた。日本ハムに同一カード3連戦3連勝。ソフトバンクと2ゲーム差で30日から首位攻防3連戦に突入だ。

 「昨年は追われる中で苦しい試合をして、たくましくなった。今年は追う立場。ずっとヤマだと思っている」と辻監督。打つべき人が打って、貯金は今季最多の9に達した。

 まずは4番の中村だ。三回2死満塁、右翼へ先制2点打。4シーズンぶりに大台超えの今季101打点で、西武では初となる5度目のシーズン100打点を記録した。

 五回には打率リーグトップの森が2試合連発で自己シーズン記録を更新する19号ソロ。仕上げは九回、本塁打&打点の2部門でトップを走る山川が7試合ぶりの38号ソロを左翼席に放り込んだ。

 3試合連続2桁安打。中村は「いい勝ち方ができたので、また明日からいいゲームができたら」とチームの思いを代弁した。最高の形で天王山に臨む。

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