履正社・井上 先制ソロで流れ変えた!甲子園目指し4強入りへ

 「高校野球大阪大会・準々決勝、履正社2-0桜宮」(26日、南港中央球場)

 一発で流れを変えた。履正社の4番・井上広大外野手(3年)が、四回先頭から左翼に先制ソロ弾。「清水が粘っていて点を取れていない中で、自分が打てば流れが来るかなと思った」。4強進出を導く一振りだった。

 「強いライナーを打つことを意識してコンパクトに振ろうと思っていて(ホームランは)角度が付きました」

 初回から三回まで先頭が四球出塁しながら無得点。この嫌な流れを自身通算44本目のアーチで断ち切った。阪神は佐野スカウト顧問、和田TAら5人態勢で視察。渡辺スカウトは「大きいのが打てる。非常に楽しみ」と評価した。

 投げてはエースの清水大成投手(3年)が3安打完封。井上は「目の前で悔しい思いをしてきた先輩たちを見てきて、先輩たちの分までではないですが」と優勝への思いを明かす。昨年、準決勝で敗れた大阪桐蔭はこの日で敗退したが、相手は関係ない。甲子園だけを目指し、次も勝利のアーチをかける。

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