楽天・美馬、あ~完全試合スルリ 快挙まであと3人も…完封も消え苦笑い

 「楽天5-1ソフトバンク」(19日、楽天生命パーク宮城)

 球団史上初、令和初の快挙へあと一歩-。八回まで完全投球の楽天・美馬。九回は場内の期待が最高潮に達したが、先頭の明石に四球を出し、続く代打・栗原に左前へ運ばれノーヒットノーランも消滅。2死三塁となって上林に右越え適時三塁打を浴び、結局9回2安打1失点での完投勝利となった。

 「やっちゃうんじゃないかと思ったんですけど」。美馬も思わず照れ笑いを浮かべた。初回を三者凡退に抑えると、以降も「(完全試合は)あるわけないと思って投げていた」と快投を続けた。

 だが九回は「明らかに球場の雰囲気が違った」と大記録を意識。わずかな気持ちの変化が、快挙を遠ざけた。ただ、勝利の価値は変わらない。20日に先発予定の岸が風邪による体調不良で回避。初戦の重要性が、さらに大きくなっていた。

 「初戦から中継ぎを使っていてはしんどい。長い回を投げたい気持ちは最初からあった」。その覚悟に導かれた快投。平石監督も「投手としてレベルアップできるか」と期待をかけていた一戦での勝利に「言うことないです」と目を細めた。

 岸、則本昂を欠いた開幕当初から、ローテを粘り強く守り続けてきた美馬。前回3タテを食らったソフトバンク戦に勝利し「ここから粘って首位を目指したい」と宣言。その言葉が力強く響いた。

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