ロッテ・涌井 恩師の孫から2K「高校時代に遊んでいた子と…」感慨深い初対戦

 「楽天2-2ロッテ」(29日、楽天生命パーク宮城)

 33歳のロッテ・涌井には懐かしさとともに、感慨が込み上げていた。

 「高校時代に遊んでいた子と対戦するなんて…」。二回の先頭打者、目の前に立っていたのは横浜高時代に指導を受けた渡辺元智前監督の孫・佳明だった。10数年の時を経て実現したプロでの同門対決。真っすぐで押し、最後は143キロで見逃し三振に仕留めて貫禄を見せつけた。

 「打たれたくないという気持ちはあった。打たれるなら真っすぐと思っていた。変化球でかわしていかなくてよかった」と涌井。四回の第2打席も真っすぐで追い込み、チェンジアップで空振り三振に仕留めた。母校の後輩にプロの厳しさを教えた。

 5回を投げて2失点。楽天・茂木と銀次に一発を浴びたが「前回の広島戦より球が高くなった。それが長打になった。ボール1個分、低ければというのはある」。反省を忘れないベテランは、後輩に「もっともっと、いい打者になってもらいたい。ボク自身も対処していきたい」。最後に吹かせた先輩風は温かなエールだった。

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