楽天 サヨナラ負けで交流戦V遠のく 平石監督「気持ちを切り替えて」

 「交流戦、DeNA3-2楽天」(21日、横浜スタジアム)

 楽天の粘りも勝利には一歩及ばず、今季21度目の逆転勝利はならなかった。平石洋介監督(39)は「本当によく追いついてくれたんですけどね」と悔しさをにじませた。

 指揮官が「イメージ通り、良い投手だった」と話すDeNA先発・今永に、打線は五回まで3安打に封じられる展開。だが、六回に先頭の島内が左翼へ5号ソロを放つと、1死一塁からウィーラーの左翼越えの同点適時二塁打が飛び出した。

 7連戦を戦う中、七回から登板の3番手・森原が2回を完璧に抑える投球。「球数が少なければ、2イニング投げてもらおうと思っていた。良く投げてくれた」と指揮官も称賛の投球で、勝利への望みをつなぎ続けた。

 思いは実らず、九回に4番手で登板したブセニッツが2死二塁から大和に右翼越えのサヨナラ打を浴びて敗戦。交流戦優勝も厳しい状況となった。

 それでも「みんなよくやってくれている。しっかり気持ちを切り替えてやっていきたい」と平石監督。次の戦いもあきらめず、泥臭く、前へ進んでいく。

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