西武・中村、歴代2位229人斬り弾 2戦連発11号!!大暴れ4打点

 「交流戦、中日2-5西武」(19日、ナゴヤドーム)

 生粋の長距離砲が波に乗ってきた。2点を追う七回、西武・中村が2戦連発となる11号2ラン。「打てて良かった」と、淡々と振り返った一発は歴代2位となる229人目の投手から放った同点アーチ。交流戦の通算打点を200の大台に乗せ、九回も勝ち越しの2点適時打と4打点の大暴れで3連勝へ導いた。

 0-2の七回2死三塁だった。3ボール1ストライクから大野雄の外角ツーシームをしっかりバットに乗せ、振り切った。反対方向への打球は美しい放物線を描いて右翼席へ。打った瞬間に本塁打と分かる当たりで、ゆっくり歩きながら行方を見届けた。

 これだけでは終わらない。同点の九回1死満塁では直球に詰まらされながらも中前へ落とした。勝負を決める2点適時打。大野雄から4打点をたたき出す大車輪の活躍だ。

 交流戦の通算本塁打、打点で歴代1位の記録を持つ“交流戦男”も「強いて言えば多少の新鮮味があるぐらい」とセ・リーグ球団との対戦にも特別な意識を持たない。「長いことやっているのが結果につながっている」と一喜一憂せずに役割をこなしている。

 3連勝に「(チーム状態は)上がっていると思います」と力を込めたおかわり君。昨季のパ・リーグ王者に勢いが出てきた。

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