西武・中村 交流戦最多184打点 ラミレス監督の記録目の前で抜いた

 「交流戦、DeNA2-6西武」(7日、横浜スタジアム)

 DeNA今永の息の根を止める一打で、交流戦の記録を塗り替えた。西武・中村が七回、1点を加えなおも2死三塁から左前適時打。これで交流戦通算打点を184として、ラミレス(現DeNA監督)を抜き、歴代1位になった。

 ダメ押しのチャンスにおのずと集中力が増した。カウント1-1からの3球目、内角低め146キロの直球を振り抜くと打球は痛烈なライナーとなって左前に弾んだ。

 リードを3点に広げる価値ある適時打。くしくもDeNA戦で前記録保持者のラミレス監督が見つめる前で、中村が新たな領域に足を踏み入れた。今季は打率こそ2割台前半だが、得点圏打率は3割を超えている。勝負強い打撃で強力獅子打線の一角を担っている。

 そんなベテランの野球人生を語る上で絶対に外せないのが交流戦。創設された05年に三塁のレギュラーを奪い、12球団トップタイの12本塁打を放った。“あんこ型”の体形などから「おかわり君」の愛称が定着。大活躍した試合後のコメントで「おなかいっぱいッス」などと発言し、人気に火がついた。

 あれから14年。「記録は長いことやっているので。でも、ラミレスさんは引退してから長いのに、ずっと1位にいるのは改めてすごいことだと思う」と語った。交流戦で歴代1位の通算72本塁打と合わせ、“二冠”を手にした。

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