智弁和歌山・高嶋名誉監督 球数制限に「だいごみがなくなってしまう」

 日本高野連は7日、都内で第2回「投手の障害予防に関する有識者会議」を開き、大会の一定期間内で球数制限を設ける方向性で議論を進めていくことを決めた。来年以降の全国大会で導入することを視野に、9月に予定される第3回以降の同会議で具体的なルールを話し合っていく。有識者会議には昨夏限りで勇退した智弁和歌山・高嶋仁名誉監督(73)がゲストに招かれた。監督として歴代最多の甲子園春夏通算68勝を誇る名将は自身の経験をもとにスピーチ。指導者に対し、「正しい投げ方を勉強してほしい」と願った。

 智弁和歌山では「1日の中で120球。キャッチボールの1球目から数えてやっています」と指導してきた。故障防止へ細心の注意を払い、シーズンオフにはレギュラー選手はノースロー。「積極的休養」としてプールでのトレーニングを導入した話も披露した。

 球数制限については「実力差がある中で、だいごみがなくなってしまう」と選手層の薄い公立校を考慮して反対の意思を示したが、「いい方向に持っていってもらえると思う」と議論の進展を期待した。

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