米ドラ1右腕とソフトバンク合意!6年契約で総額7・7億円超か 米メディア驚き

 米大リーグの昨年のドラフト会議でブレーブスから1巡目指名を受けた19歳の右腕、カーター・スチュワート投手が、ソフトバンクと契約合意したと21日、複数の米メディアが報じた。スポーツ専門局ESPN(電子版)によると6年契約で総額700万ドル(約7億7000万円)を上回る条件という。

 レッドソックス入りした田沢や、ダイヤモンドバックスとマイナー契約した吉川ら、日本のアマチュア選手がプロ野球を経ずに大リーグへ挑戦した例はあるが、逆のケースは珍しい。

 スチュワートは全体8位と高い評価を受けていたが、入団前の身体検査で手首に問題があるとされ、契約金額でブレーブスと合意せずにフロリダ州の短大に進学。AP通信によると、1月にFAになるよう調停を申し立てたが、認められなかった。短大の1年目は74回1/3を投げて108奪三振で、6月に行われる今年のドラフトでも上位指名候補だった。

 代理人を務めるのは交渉上手で知られるボラス氏。日本球界入りをちらつかせて条件をつり上げてきた過去があるが、大リーグ公式サイトは「日本行きの取引は一度も合意に至ったことがなかった」と異例の展開だと強調。USAトゥデー紙(電子版)は「ドラフトを前に海外でプレーするという珍しい決断を下した」と驚き交じりに報じた。

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