日本ハム清宮、1軍アピールの1号「野球界の中心にいたい」

 「イースタン、DeNA4-5日本ハム」(19日、バッティングパレス相石スタジアムひらつか)

 右手有鉤(ゆうこう)骨骨折からの復活を目指す日本ハム・清宮幸太郎内野手(19)が19日、イースタン・DeNA戦(平塚)に「3番・指名打者」で出場。実戦復帰後22打席目で待望の1号ソロを放ち、今季初の1軍昇格へ猛アピールした。

 白球が右翼フェンス後方の芝生で弾むと、地鳴りのような大歓声が球場中を包み込んだ。清宮は足早にダイヤモンドを回り、三塁ベンチで待つ仲間の元へ向かう。右手有鉤骨骨折から実戦復帰後、6試合22打席目で待ちに待った1号ソロ。「ホッとした感じですかね」と振り返り、両手に残る久々の感触をかみしめた。

 1点リードの五回。カウント2-2と追い込まれたが、綾部が投じたチェンジアップに反応した。若干体勢を崩されたが、スタンドインの確信はあった。

 「ホームランは見ていても打っても気持ちいいですし、みんながハッピーになれるもの。できるだけ多く打てればいいと思います」

 復帰後6試合の出場で打率・333、1本塁打、3打点。1軍昇格に向けて突き進んでいるが、報告を受けた栗山監督は「慌てない」と慎重な姿勢。21日からのイースタン・巨人3連戦(鎌ケ谷)でもフル出場を重ね、アピールを続けていく。

 「野球界の中心にいたいという思いはすごくあります」。同学年のヤクルト・村上の活躍も励みに、目指すは日の当たる舞台。「パ・リーグは僕が引っ張っていけるようにしたい」。自慢のバットで吉報を手繰り寄せる。

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