京都国際が決勝進出 3月から野手転向の4番・早が5安打2打点
「春季高校野球京都大会・準決勝、京都国際8ー7龍谷大平安」(18日、わかさスタジアム京都)
京都国際は、延長十一回に上野響平内野手(3年)が、2死二、三塁から右中間への2点適時三塁打を放ち決勝進出を決めた。13安打8得点と活発だった打線にあって、4番に入った早真之介外野手(2年)が5安打2打点の活躍で貢献した。
「(5安打は)あまりないです。自信になります」と早。二回には先頭からの中前打で先制のホームを踏むと、六回には無死二塁から左翼への適時三塁打を放った。さらに八回には先頭から、二塁を強襲して中前に転がった打球を見て、一気に二塁を陥れる快足も披露した。
50メートルのタイムは6秒5だが、「二塁までのスピードは自信があります」と話す。元々はピッチャーだったが、今年の3月に入ってから野手に本格転向。「自分で言いました。ピッチャーをやりたかったですけど、成長がなかったので。野手としての成長の方があって、野手が楽しくなったので」。高校通算は13本。まだまだ無限大の可能性を秘めている。
昨秋の京都大会では、この日と同じように準決勝で龍谷大平安を下しながらも、決勝で福知山成美に敗れた。「今日打てたので明日も集中を切らさずに4番の仕事をしたいです」と優勝に向けて気を引き締めていた。