ソフトバンク・工藤監督 五回のリクエストは失敗に

 「ソフトバンク-オリックス」(5日、ヤフオクドーム)

 ソフトバンク・工藤公康監督のリクエストは失敗に終わった。

 五回、伏見の2ランで反撃を受けた直後のプレーだ。山足が一塁側へ絶妙のプッシュバント。投手のミランダが処理して、ベースカバーに入った明石と打者山足との競争になった。セーフの判定に明石はすぐさまベンチの工藤監督へ合図。指揮官も審判へ両手で四角を作り合図を行った。

 しかし、検証の結果は変わらずセーフのまま。ため息に包まれたヤフオクドームだったが、ミランダは後続を抑えて4対2とリードは保った。

 この日、56歳の誕生日を迎えた工藤監督は、試合前に「去年は武田くんがお立ち台で素晴らしい歌(バースデーソング)を歌ってくれた。今年も歌の上手い人がヒーローになってくれれば」とジョークを交えて期待の言葉を口にしていた。このまま逃げ切り、自軍の選手たちへのリクエストは成功となるか。

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