「春季高校野球埼玉大会・２回戦、山村学園４－３秀明英光」（２３日、所沢航空公園野球場）

　山村学園が延長十二回の接戦を制し、３回戦に進出した。プロ注目左腕・和田朋也投手（３年）の登板はなかったが、先発に抜てきされたルーキー・小泉裕貴投手（１年）ら３投手のリレーで勝ち越しは許さず。延長十二回１死二塁から３番・平野裕亮外野手（２年）の左翼への適時二塁打で決勝点を挙げた。

　今春の公式戦初戦から苦戦となったが、エース頼りから脱却の兆しが見えてきた。岡野泰崇監督は「いままでおんぶに抱っこで来ちゃっている。和田以外の子たちで勝てたのは大きい」と投手陣の踏ん張りを評価。夏へ向けての自信に変えていくことを願った。