オリックス“因縁対決”に敗れた 金子打てず…降板後反撃も

6回、横尾に2点適時二塁打を打たれ、肩を落とす山本。左は生還した中田(撮影・吉澤敬太)
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 「オリックス3-7日本ハム」(18日、ほっともっとフィールド神戸)

 またも“因縁右腕”を攻めきれなかった。「向こうの先発の金子をね…。攻略しないと」。敗戦を受け止めたオリックス・西村監督の声が重く沈む。勝てば勝率5割&Aクラス浮上だったが、昨季までオリックスに在籍した日本ハム先発・金子に阻まれた。

 憎らしいほど抑えられた。金子の前に五回1死まで無安打。三回は先頭の後藤が四球で出塁したが後続が続かない。金子の降板後、七回にドラフト2位・頓宮(亜大)のプロ初アーチとなる2ランと代打・杉本のソロで1点差に詰め寄ったが、反撃はここまでだ。

 かつてのエースに献上した移籍後初勝利。前回対戦した3月30日も金子に五回まで2得点。黒星を付けられず、試合は延長戦の末にドローだった。開幕前は“金子撃ち”に意を決していた西村監督。「点を取らないと厳しくなるんじゃないですか」。敗戦後の空気があまりに重苦しい。

 味わった屈辱は晴らさねばならない。「また、明日ですね」と指揮官。次こそ北の大地に渡った右腕をたたく。

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