ロッテ・ボルシンガー、唯一の失投を悔やむ「あの1球だった」
「日本ハム3-0ロッテ」(13日、札幌ドーム)
先発したボルシンガーが1球を悔やんだ。
三回、杉谷の安打から2死二、三塁のピンチを招いた。ここで迎えた大田にフルカウントから中前に2点適時打を浴びた。
「内角を突いてしっかりとした投球で打ち取るつもりだった。だが中に入ってしまった。あの1球だった」。143キロのストレートだった。
5回を83球、被安打3で2失点。この回以外は無安打で、このタイムリーが致命傷となって2敗目を喫した。
3月30日の開幕第2戦(楽天)に先発して4回2/3を被安打5(5四球)で5失点。黒星がついた。
五回途中で左脇腹に違和感を訴えて降板した。病院で診察を受けて「異常なし」と診断されていたが、大事を取って1回飛ばしての登板となった。
「(左脇腹は)全く気にならなかった」と話しながら、「思った通りの投球ができた。最低限、試合を作ることはできた。次回につながると思う」と収穫を口にした。
井口監督は「(ボルシンガーは)よく投げてくれた。(打線が)全体的に沈んでいる。組み替えを考えていかないと」と今季初の完封負けを振り返り、最後に「明日は打線で勝てるように頑張ります」と力を込めた。
14日の先発は石川、なんとか早めに援護したいところだ。