広島4連覇…評論家13人のセ・リーグ順位予想で総得点トップ 2位巨人、3位阪神 最下位は中日

 いよいよ29日にプロ野球が開幕する。デイリースポーツに所属する評論家13人が開幕前にセ・リーグの順位予想をした。首位を6点、2位5点…6位1点で13人の合計予想得点では、4連覇を狙う広島が69点で首位。広島からFAで丸佳浩外野手を獲得した巨人が4点差の65点で2位につけた、3位には矢野新監督率いる阪神(53点)、4位DeNA(38点)、5位ヤクルト(35点)、6位中日(13点)という予想となった。

 4連覇を狙う広島は13人中7人(小山正明氏、岡義朗氏、中田良弘氏、若生智生氏、谷佳知氏、安仁屋宗八氏、横山竜士氏)が首位とした。4年連続で春季キャンプの臨時投手コーチを務め、OB会長でもある安仁屋氏は「4連覇は間違いない。丸や新井が抜けて『大丈夫か』という声もよく聞くけど、新井が残してくれた“家族愛”は健在だ。全員で力を合わせて優勝に突き進んでいくだろう」と話した。

 岡氏は1位広島、2位巨人とし「最終的に打てるチームが強い。いくら投手力が安定していても、打線の援護がなければ夏場以降にバテてくる。そういう意味では広島と巨人が有利だろう」と分析した。

 巨人を首位とした評論家は4人(岡田彰布氏、西山秀二氏、関本四十四氏、池山隆寛氏)。岡田氏は「丸が加入したことで変わってきている。なかなか1人の選手が入っただけで代わるというのは珍しいけど、それくらい影響力のある選手なのだろう」と2年連続MVPの加入が大きな要因だ。関本氏も「丸の加入は大きく、移籍2年目のゲレーロも調子がいい」。西山氏は「丸という戦力を欠いた広島と、加わった巨人は順位に影響を及ぼすという見方ができる」と分析した。

 阪神を優勝としたのは藤田平氏と狩野恵輔氏のOB2人。藤田氏は「阪神は優勝できる。野球は投手力。先発陣に西とガルシアが加わったことが大きい。特にガルシアに関しては広島、巨人との相性がよく、優勝争いをする中でプラスに影響してくるはずだ」と、昨季広島戦3勝1敗、防御率2・88、巨人戦が3勝1敗、防御率1・80という数字が優勝予想の根拠となっている。狩野氏も「戦い方一つで大きく変わってくる。投手力を前面に出し、1-0で勝つような野球ができるかどうか」と投手力に期待を込めている。

 広島、巨人、阪神のほかにDeNA、ヤクルトが評論家によってはAクラス入りの予想をした。ただ、中日だけは13人全員が、最下位とした。

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