智弁和歌山・黒川 先制許し「火をつけてもらった」猛打で熊本西に勝利

3回智弁和歌山1死一、三塁、熊本西・霜上幸太郎(左)から右前に適時打を放つ黒川史陽=甲子園球場(撮影・吉澤敬太)
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 「選抜高校野球・1回戦、智弁和歌山13-2熊本西」(28日、甲子園球場)

 真打ちの登場だ。1回戦最後の試合で昨春準優勝の智弁和歌山が18安打で13点の猛攻。2回戦へ進んだ。

 二回までノーヒットの3三振と抑えられていたが、先制されて目が覚めた。三回だ。1死から四球をもらうと1番・細川凌平中堅手(2年)から炎の4連打。これで一気に逆転すると四回、炎を一段と勢いを増し、6安打を集中。特に4番・東妻純平捕手(3年)は大会第6号となる左越え3ランを叩き込んだ。

 投手陣も先発の池田陽佑投手(3年)をはじめ、4人のリレーで8安打2失点。甲子園のマウンドを経験できたのは2回戦に向けて大きな収穫だ。

 プロ野球阪神、巨人に在籍し、昨年8月から母校を率いる中谷仁監督(39)にとってはうれしい甲子園初勝利。「先制されましたが、選手がどう攻略してくれるか見守っていた。投手陣もどの投手がどんな調子なのか見られて良かった」と納得顔だった。なかでも3番手・山本雄太投手(3年)の起用法は野村克也・元阪神監督をほうふつとさせるワンポイントリリーフだった。

 目指すは昨年果たせなかった全国制覇。チームを引っ張る主将の黒川史陽二塁手(3年)が「試合前は緊張していましたが、先制を許し、火をつけてもらった感じ」と話せば、甲子園で初めて本塁打を放った東妻は「ホームランは最高でした」と晴れ晴れとした表情を浮かべた。ニュー智弁和歌山がまずは好発進を決めた。

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