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福知山成美 不屈の男・神内が2安打2打点1盗塁 2度の手術をへて甲子園に

 「選抜高校野球・1回戦、筑陽学園3-2福知山成美」(26日、甲子園球場)

 1回戦3試合が行われ、福知山成美(京都)は初出場の筑陽学園(福岡)に敗れた。

 ベース上から仲間の笑顔が見えた。幸せだった。福知山成美・神内秦外野手(3年)が、四回2死二、三塁からの逆転の2点適時打を含む2安打2打点1盗塁。苦労人の執念だった。

 「高校入学前、親に絶対に甲子園に出ると約束しました」。夢を抱いて門をくぐると、苦難の道が待っていた。入学間もない5月頃から右肘が痛んだ。「右肘の軟骨がなくなったというか。それで右膝の軟骨を移植しました」。8月に手術。約3週間の入院後リハビリを重ねた。

 50メートル5秒9の快足が武器。「手術で他のみんなから遅れたので」人よりダッシュの本数を増やし空白を埋めた。半年後。肘も膝も不安がなくなり「さあここから」と思った矢先、またも打ち砕かれる。

 「ロングティーのボール拾いをしてたら打球が左目に当たって」

 瞬間、目の前が真っ暗になった。左目付近の陥没骨折。プレートを入れる手術をした。「もう野球はできないのかなと。でもみんなで野球をやるのを諦めたくなかった。みんな『早く戻って来い』って言ってくれて」。その影響で視力は右目の2・0に対し左目が1・0。ただプレーに支障はなく、懸命に練習を続けてきた。

 「負けたけどチームのために活躍できて良かった」。苦しみを糧にここまで来れた。また、必ず帰ってくる。

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