広陵・河野3安打完封8K、150キロも 強打の八戸学院光圧倒

 「選抜高校野球・1回戦、広陵2-0八戸学院光星」(26日、甲子園球場)

 広陵(広島)の右腕・河野佳投手(3年)が強打の八戸学院光星(青森)を3安打で完封した。初回先頭打者をいきなりMAX150キロで空振り三振に斬り、甲子園をどよめかすと、その後も5回まで毎回7三振を記録するなど8奪三振。八回には味方の失策でピンチを招いたが、ギアを入れ、後続を力と技で打ち取った。

 将来性を感じさせる126球。河野は試合前から150キロを公言しおり「凄くうれしいです。最初に出て気持ちが楽になり、その後は7~8割の力で投げられた。八回のピンチは自信のあるストレートで押しました」と満足顔。

 五回に左前へ先制打を落とした藤井孝太外野手(3年)は「ストレートを狙っていたらチェンジアップ。少しずらされたが、うまく対応できた。河野はセンターの守備から見ていてもボールに切れがあった」とエースを讃えた。

 昨夏のメンバーが10人残るなど経験豊富でまとまりもバッチリ。「春の広陵」が東北王者を破り、勢いに乗って回戦に進んだ。

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