東北を本拠地にするプロ野球楽天は東日本大震災から8年を迎えた11日、遠征先の静岡市の静岡県草薙総合運動場野球場で一部選手が練習を行い、球団旗と日の丸が半旗で掲げられる中、東北の方角に向けて、黙とうをささげた。辛島航投手は「まだ普通に生活できない人もいる。胸に刻んでやっていきたい」と気持ちを新たにした。
震災を経験した選手や球団スタッフは減っている。平石洋介監督は「風化させないようにしないと」と強い思いを口にした。
他球団でも広島と日本ハムが広島市のマツダスタジアムで練習した際に黙とうをささげるなど、犠牲者へ思いをはせた。