日本ハム・金子 古巣との初対戦で返り討ち 2失点に「足元がフワフワ」

 「オープン戦、オリックス7-5日本ハム」(10日、京セラドーム大阪)

 オリックスから新加入した日本ハム・金子が、古巣との初対決で“返り討ち”にあった。五回から移籍後初めて京セラドームのマウンドに上がり、2イニングを投げて4安打2失点。「ボールが手につかないくらい、コントロールがバラバラでした」と苦笑いで振り返った。

 五回は連続三振を奪うなど無失点だったが、六回は4連打で2失点。「足元がフワフワしました」と平常心を貫けなかった。既に、開幕2戦目の30日・オリックス戦(札幌ドーム)での先発が内定済み。「ぶっつけ本番の想像がつかなかった」と志願した登板で苦しんだ一方、収穫も得た。

 「雰囲気に慣れることがテーマで、投げられて良かったです」

 古巣ファンからの声援は「本当にうれしかったです」と心が震えた。昨年オリックスから減額制限を大幅に超える5億円ダウンの年俸1億円を提示され、自由契約の末に日本ハムへの加入を決断した通算120勝右腕。自らを奮い立たせ、本番は完璧に封じ込める。

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