元阪神、関本Jr.履正社1年・勇輔 捕手でセンバツベンチ入り濃厚
「練習試合、履正社17-4桜宮」(8日、履正社グラウンド)
高校野球の練習試合が8日、解禁された。センバツに出場する履正社は大阪府茨木市内の同校野球場で桜宮と練習試合を行い17-4で勝利した。正捕手の野口海音主将(2年)を負傷で欠く中、スタメンマスクには阪神でプレーした関本賢太郎氏の長男・勇輔捕手(1年)が抜てきされ、センバツでもベンチ入りが濃厚だ。
「(父には)プロ19年の経験を教えてもらったりします。目指すのは矢野さん(阪神監督)のように試合をコントロールできるキャッチャーです」
この日は盗塁阻止こそなかったものの、武器は強肩だ。岡田監督が「スローイングはチームで一番」と評価するように、中学3年時に計測した二塁送球時のタイムは1・89秒。現役時代、正確なスローイングが売りだった父譲りとも言える。
バットでは七回に右中間二塁打を放った。「(今日のスタメンは父から)チャンスだと分かっておくようにと言われました」。野口の復帰に時間はかからない見通しだが、貴重なバックアップ要員として存在感を示した。