ロッテ・藤原「少しずつ芯に」久々タイムリーも笑顔なし
「練習試合、楽天0-12ロッテ」(27日、KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎)
打球は左中間へ弧を描いた。七回。1点を奪って、なお無死一、二塁。ロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大阪桐蔭=が27日、楽天戦で戸村の真っすぐを捉え、左前適時打を放った。
「落ちたところが良かった。久しぶりのヒットだったので、そこも良かった」
3試合ぶりのスタメンだった。23日の西武戦で安打を放って以来、8打席快音がなかった。適時打は14日の中日戦以来の4打点目だ。
「少しずつ芯に近づけるようになったと思います」と言いながらも笑顔はない。「次の試合に向けてのことしか考えていない」。開幕1軍へ。1つ1つハードルを跳び越えて行く。