巨人育成・坂本工がまた好投「絶対、支配下登録」実戦の防御率1点台

 8回、降板後に吉川尚輝(左)らに迎えられ、笑顔を浮かべる巨人・坂本工宜(右)
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 「オープン戦、巨人3-6楽天」(23日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 育成・坂本工宜投手が、またも好投。支配下登録へ前進した。

 七回から4番手で登板し、先頭オコエを内角143キロ直球で左飛。続く田中はこの日の最速146キロで詰まらせたが、一塁ビヤヌエバの失策で出塁を許した。だが、慌てることなく次打者の山崎を3球三振。卓丸の打席で女房役の小林が二盗を阻止し、無失点で抑えた。

 八回もマウンドへ上がり、テンポ良く追い込んで、最後はスライダーで空振り三振。ここで、交代となった。右腕は「自分の持ち味がしっかり出せている。こういう形を一試合一試合続けていきたい」と、納得の表情を浮かべた。

 ダイナミックなフォームから、威力ある直球とキレのある変化球を低めに集める右腕。実戦は4試合に登板し、9回1/3で被安打3自責2。9奪三振、防御率1・94と結果を残している。

 関学大の準硬式出身で、16年育成ドラフト4位で巨人入り。3年目の今季、キャンプは2軍スタートだったが、秋季キャンプから継続してアピールする右腕を原監督も評価。沖縄の2次キャンプで1軍に昇格した。

 巨大戦力で輝きを放ち続ける24歳。「絶対、支配下登録されて1軍で活躍したい」と先を見据えた。

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