松山聖陵主将でエースの根本、責任感胸に…悲願の甲子園1勝目指す

 第91回選抜高校野球大会(3月23日開幕・甲子園)に出場する四国勢3校の中から、注目選手を紹介。今回は松山聖陵(愛媛)の主将でエースの根本大蓮投手(2年)に注目した。

 2年連続のセンバツ出場が決まった松山聖陵で、主将兼エースの重責を担うのが根本だ。

 身長188センチ、体重89キロの堂々とした体格。その長身から投げ込む最速136キロの直球は威力十分で、スライダーやフォーク、チェンジアップなど変化球には落差がある。冬場は砂浜での走り込みなどで下半身を強化。「スピードより、球のキレを出したい」と、センバツに向けてさらなる進化を図っている。

 松山聖陵は2016年夏に196センチの右腕・アドゥワ誠(広島)を擁して甲子園初出場。昨春は191センチ右腕・土居豪人(ロッテ)を中心にセンバツ初出場を果たした。2人の長身エースから背番号「1」を受け継いだ根本は「先輩は甲子園からプロに行った。自分もしっかりやらなければいけない」と、強い責任感を胸にマウンドに上がる。

 松山市出身で、拓南中でも投手として活躍。荷川取秀明監督(37)は「多くを語らず、やるべきことを実直にやるタイプ」と根本の性格を評する。

 過去2度の甲子園はいずれも初戦敗退だっただけに、「先輩たちができなかった甲子園1勝を目指したい」と根本。ひたむきな背中でチームを引っ張り、悲願の勝利をつかみ取る。

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