日本ハム・輝星 元日に長靴マラソン20キロ 故郷の雪踏みしめて飛翔

 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(17)=金足農=が28日、秋田市内の同校で行っていた自主トレを打ち上げた。プロ1年目シーズンは、約20キロの雪道を長靴で走る“元旦マラソン”からスタート。「高校生最後なので、(故郷の)雪を味わって行きたいなと思います」と晴れ晴れとした表情で語った。

 前日から続く大寒波の影響を受け、同校のグラウンドは白銀の世界。右腕は練習納めとなったこの日も、長靴を履いて約2時間走り込んだ。「重いですし、しっかり蹴らないと走れない」と話す名物ランは、今夏に1517球を投げ抜いた原点。初心を忘れないという意味も込め、元日に敢行する。

 「普段走ったことのないような道を探検するような感じですね」。初詣に行った際、絵馬には「活躍」という文字をしたためる。その後、自宅近くに住む同校出身の1学年先輩と走り始める予定だ。

 夏以降、86キロにまで増量した体重は、現在「甲子園の時と同じくらい」という81キロ。「100%に近づいています」と調整は順調で、この日のブルペン投球では真っ白い息を吐きながら30球を投じた。「日本一の投手になることが目標です」。平成最後の夏に輝いた星は、古里の雪を踏みしめ、新たな挑戦に向かう。

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