ヤクルト雄平、野手転向来季10年目で1億円到達「もっとできる」

 ヤクルト・雄平外野手(34)が20日、東京都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4000万増の1億円でサインした。野手転向9年での大台到達。「転向した時には想像できなかった」と感慨をにじませつつ「夢ではあったのでうれしいですけど、もっとできるんじゃないかという気持ちがある」と上を見据えた。(金額は推定)

 野手転向組の1億円到達は、ヤクルト・石井琢打撃コーチ、阪神・糸井らがいる。ただ、投手で実働7年、通算18勝を挙げた雄平は異例。「投手で取ってもらったから、投手で成功したかったという悔しさは消えない。その悔しさを打者にぶつけて、長くやれているのはうれしいこと」と胸の内を明かした。

 今季は125試合出場で、打率・318は自己最高。試行錯誤しながら9種類使用したバットも、来季は860グラム台の1種類に絞った。「毎年言っているけど、キャリアハイ。全試合出たい」と目標を掲げた雄平。野手10年目へ向けて「もっともっと練習して、レベルアップしたい」と、どこまでもどん欲だった。

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