巨人・岡本和真内野手が１９日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、球団史上最高の５６７％アップ、６８００万増の８０００万円でサインした。今季年俸は１２００万円だった。

　今季は開幕前に阿部とのレギュラー争いに勝ち、一気に大ブレーク。シーズン途中から４番にも定着し、１４３試合の出場で打率・３０９、３３本塁打、１００打点をマークした。会見では「すごい最大限の評価をしていただいた。去年に比べれば一軍で全試合出られたことは良かった」と語った。

　２２歳シーズンでの３割３０本１００打点は球界史上初の快挙。昨季までの３シーズンではわずか１本塁打だった。

　今季は主に一塁、左翼を守っていたが、原監督は三塁に再挑戦させる方針。他球団のマークも厳しくなることが予想されるが、今季以上の活躍が期待される。

　大幅昇級を勝ち取り、「税金関係なく、全部貯金したい」と謙虚に語り、来季に向けて「しっかり優勝、日本一に向けてもっともっと勝負どころで打てるように取り組んでいきたい」と語った。

　１１月は日米野球で侍ジャパンにも初選出。日本代表としてのプレーについては「技術、精神面もまだまだ。そういうところに少しでも近づけるように選手として成長したい」とうなずいた。（金額は推定）