菊池、メジャー移籍先決定大詰めか 米国に向けて出発「一つのきっかけになるのかな」

 西武からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す菊池雄星投手(27)が16日、米国に向けて出発前に成田空港内で取材に応じた。

 菊池の表情は緊張もあるのか引き締まっていた。「この渡米が一つのきっかけになるのかなと思います。楽しみにしています。まだ何も動いてませんので、どうなるのかなというのはある。全てのプロセスを楽しみながら進んでいけたら」と語った。

 今後、行う獲得を希望する球団との交渉で確認したいことについては「特に大きなこだわりはない。とにかく自分のベストのパフォーマンスを出せるように。そういうところをこだわっていきたい」と淡々とした口調で語った。

 渡米後は代理人、スコット・ボラス氏の施設でトレーニングを行い、年明けまで現地に滞在する予定。自身が交渉のテーブルで獲得希望球団と直接話すことについては「必要な時には、そういうこともありえるかなと思いますけど。まだ正式なオファーが来てませんので。来てから、もろもろのことは考えたい」と冷静に語った。

 菊池は今月下旬にロサンゼルス近郊で獲得希望球団と直接、面談する予定。米大リーグのジャイアンツやマリナーズなど複数球団がラブコールを送っている。西武での今季は23試合に登板し14勝4敗、防御率3・08の好成績を残した。左腕が、西武入団前から熱望してきた夢のメジャー挑戦。どこの球団に移籍するのか、いよいよ大詰めを迎えそうだ。

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