来日１年目の今季、チーム最多の１３勝を挙げた中日のオネルキ・ガルシア投手（２９）が、今季限りで退団することが２９日、決定的になった。球団はシーズン終了後に交渉を本格化させたものの条件面で折り合わず、再契約を断念。３０日が提出期限の保留選手名簿から外れ、自由契約になる見通しとなった。

　ガルシアは今季２７試合に登板し１３勝９敗、防御率２・９９をマーク。契約交渉では今季年俸５０００万円からガルシアは年俸２億円超の複数年契約を希望したとみられる。

　エース級左腕が退団する見通しになり、球団関係者は「戦力として残留してもらいたかったが、条件面を考えると難しい」と苦渋の表情。自由契約として公示後は、他球団との交渉が可能になる。中日はすでに新外国人投手の調査を本格化している。